PS5が発売され2か月が経過するも動き無し
2020年11月12日に次世代ゲーム機PS5が発売され2か月が経過しますが、PS5関連で全く目立った動きがありません。今だに世界的な品薄状態が続いており、ソニーが何か発表を控えていたとしても、今は発表しづらい状況なのかもしれません。
直近のツイートを見ても、世界的にいまだPS5は入手困難で、より需要の高い米国や欧州でも定価以上で転売する行為が行われていることが伺えます。
こんな状態で何かサプライズを発表しようものなら、まず供給不足を何とかしろと批判されることは目に見えてますから、動きたくても動けない状態なのかなと思います。
PS5の安定供給はいつなのか?
PS5を安定供給できるかどうかは、メインチップを製造する台湾TSMCの生産能力にかかっていると思います。しかし、現在半導体大手のインテルが技術的にかなり遅れを取っているため、TSMCへの需要がかなり高まっていることから、PS5のみに供給を拡大することは難しいのではないでしょうか。
生産台数的にはAppleのiPhone、iPadの方が圧倒的に多いため、TSMCもソニーとAppleどちらを取るかと言われるとAppleの方を優先すると思われます。そろそろ次期iPhone用チップの生産も立ち上がってくるのではないでしょうか。またAppleはPCのMACをインテルプロセッサから、TSMC生産のM1プロセッサに切り替えており、さらにTSMCの生産ラインを圧迫することになります。
当然TSMCもインテルがつまづいている間にビジネスを広げるチャンスですから、昨年末には何百億ドルも投資し、さらに今期も過去最大の投資を行うことで生産能力向上を進めています。しかし、効果が出るまではしばらくかかりそうです。
何とか夏頃までにはPS5を通常の販売ルートで買えるようになって欲しいです。ずっと品薄だったニンテンドーSwitchは最近普通に買えるようになってきましたし、案外早くPS5の品薄が解消されることに期待したいです。
PS5用の期待のタイトルも発売日がどんどん延期するかも
現在の状態でPS5専用の人気タイトルを発売すると、買えないファンからの反発が大きいため、本体の供給がもう少し安定するまでは人気タイトルの発売は延期されるかもしれません。
PS5専用タイトルとして期待の「Horizon Forbidden West(仮称)」「ラチェット&クランク パラレル・トラブル」「ホグワーツ・レガシー」「グランツーリスモ 7」「Final Fantasy XVI」「Project Athia」いずれも発売未定のままとなっています。ラチェット&クランクなどは本来2021年の早いうちに出てくる予定だったんではないかと思います。
また、恐らくPS5本体発売後に新作タイトルとして発表予定していたものも、発表を延期しているのではないかと思います。コロナ禍で家庭内での遊び需要が高まっている中、家庭用ゲーム機が停滞気味なのは残念ですね。2021年はゲーム発売タイトルがかなり少ない年になるのではないかと思います。
PS5は高機能を活かした様々な新しいチャレンジを期待していただけに残念です。今のところ我が家でも大きなPS4状態になっています。以前以下で書いたような、ソニーの思い切った仕掛けに期待しています。

コメント