PS5の消費電力はPS4よりも大きくなりそう
PS5本体が歴代ゲーム機の中でも最大サイズになりそう、という事は以下で書きました。

動作時に発生する熱を逃がすには、本体サイズを大きくして大きな排熱ファンを搭載することが有効です。大きな排熱ファンですと少ない回転数で熱を逃がすことが出来ますから、動作音も静かに出来ることがメリットです。
こんなに本体サイズを大きくしたということは、PS5はPS4に比べ動作時の消費電力が大きいということだと思います。消費電力に関しては正式なスペックがまだ発表されていませんので、PS4よりもどの程度大きくなるのか分かりません。PS5のCPUとGPUの動作クロックは可変だと発表されていますので、消費電力がトータルで大きくなり過ぎないような工夫はされているようです。
しかし、可変すると言っても限界がありますので、PS5ではさらにどのような工夫がされているのか興味深いところです。
PS5にはスタンバイ時に動作するセカンダリチップは搭載されるのか?
PS4にはゲームを処理するメインチップの他に、スタンバイ待機時に処理を担当するセカンダリチップを搭載していました。
スタンバイ時に担当と書きましたが、このセカンダリチップの仕事は多岐に渡っており、ゲームプレイ中の動画エンコード処理のように、メインチップがゲームの処理に集中できるよう、周辺の処理を担う役割を果たしているのがセカンダリチップです。PS4はセカンダリチップのおかげでスタンバイ中は3W程度の低電力で動作し、ダウンロード命令が来るとスタンバイ状態のままダウンロード実行などが行えます。(ダウンロード中はそれなりに電力消費しますが)
私はPS5にはゲームをより楽しめるいろいろな仕掛けが搭載されることに期待しており、ゲームを処理する以外の部分を担当するセカンダリチップがPS4と同様に搭載されるのではないかと思います。PS5にはまだ未発表の機能があるとウワサされていますが、それら機能を担うような仕掛けが欲しいです。

PS5専用リモコンにマイクボタンがあったことから、PS5はゲーム未使用時には電源オフではなく、スタンバイ状態が基本になると思います。PS5のマイクに指示するたびに、メインチップが起動するのを待つようでは、スマホ世代の人たちには通用しません。ユーザーからのアクションに対して、まずセカンダリチップのみで即座に起動し、ゲームなどメインチップが必要になったら本格起動するという作りが必要だと思います。
PS5最大のライバルはスマホ
PS5とスマートフォンは全然ジャンルが違いますし、比較対象にならないと言われそうですが、PS5をリビングマシン(家庭の中心)とするための最大のライバルはスマホです。AppleやGoogle、Amazonはスマートスピーカーでリビングの覇権を争っていますが、結局スピーカーに話しかけるよりも手元のスマホで操作した方が早いということで、特に日本ではスマートスピーカーは普及の兆しすらありません。(アメリカでは結構使われているようですが)
PS5はスマートスピーカーよりもかなり大きく場所を取りますから、ゲーム以外の用途でも活躍して欲しいというのが本音だと思います。PS5リモコンにはマイクボタンもありますし、恐らくスマホからPS5を操作することも可能になるはずです。しかし、たとえばスマホからPS5に命令して、amazonで買い物が出来ますと言われても、多くの方は直接スマホで買い物した方が早いと思うはずで、PS5を使うメリットを感じないはずです。
PS5を起動したくなる何かが必要なのと、先ほども書きましたがPS5に何かをさせたいときの反応の速さも重要で、それらを満たすような仕組みや仕掛けがこれから発表されることに期待したいです。
PS5にスマホから問いかけることで、スマホ単体では出来ないようなことが出来る。みたいなものがあるとPS5は真のリビングマシンになれるのではないでしょうか。

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