PS5の性能表の内容をやさしく解説 オーディオ、SSD・メモリ編

PS5情報

PS5のスペックをやさしく解説、第2回はオーディオ、SSD編

2020年末に発売予定の次世代ゲーム機PlayStation5(PS5)のスペック(性能)表について、私なりにかみ砕いてやさしく解説していきます。前回の映像出力編の続き、第2回はオーディオ、SSD・メモリ編です。以下は第1回のリンク。

PS5の性能表の内容をやさしく解説 映像出力編
PS5のスペック表(性能表)が読めるようになる2020年末に発売予定の次世代ゲーム機PlayStation5(PS5)のスペック(性能)がほぼ明らかになり、当然これまでのゲーム機よりもはるかに高性能なゲーム機となることが分かりました。...

以下の公式ブログにPS5の性能表(スペック表)が掲載されています。

PlayStation®5:ハードウェア技術仕様の追加情報を公開(更新)
筆者:西野秀明   ソニー・インタラクティブエンタテインメント シニアバイスプレジデント   (プラットフォームプランニング&マネジメント統括責任者) ◇2020年3月21日(土)更新 PS5の後方互換性に関するコメント

PS5のオーディオ性能について

PS5は非常にオーディオに力を入れています。性能表(スペック表)には“Tempest” 3Dオーディオ技術とだけ記載されています。

長年オーディオ機器を販売しているソニーが最新のゲーム機に投入する技術ですから、間違いなく今まで体験したことの無いような音響でゲームをプレイ出来るはずです。

Tempestってなんだろう?

オーディオ関連としてドルビーサラウンドといった単語はよく耳にしますが、Tempest(テンペスト)はあまり聞き慣れない言葉です。

今回ソニー(SIE)とAMDが共同で開発した、オーディオ処理に特化したチップ(部品)が「Tempest 3D Audio Engine」です。CPUとGPU編で説明しますが、PS5の頭脳にあたる部品を作っているAMDが、オーディオ部分についても専用チップを提供しています。

通常のゲーム機は映像とオーディオをメインの頭脳(CPUやGPU)で処理しますが、PS5はオーディオ専用の頭脳を持っているため、非常に高度な音響を作り出すことが出来ます。

なんとこの「Tempest 3D Audio Engine」だけで100GFLOPS以上の浮動小数点演算性能を発揮するようです。浮動小数点演算性能について詳しくは次回にします。

3Dオーディオ技術で臨場感がヤバくなる

PS5の3Dオーディオ技術で、音の方向までバッチリ分かるようになります。これまでもサラウンド効果で右や左、後ろから音が聞こえるという感覚は味わう事は可能でしが、3Dオーディオはそれをさらに進化させたものです。

こればっかりは実際体験してみないとなんとも言えません。楽しみです。以下の3Dオーディオ紹介ページで少し体験出来ます。

360 Reality Audio | So Immersive. So Real. | Sony US
Immerse yourself in sound all around you. With 360 Reality Audio, music has never been so immersive and so real.

3Dオーディオを最大限楽しみたいのでしたら、PS5本体と同時発売されると思われる純正のヘッドフォンを購入するのが良いと思います。恐らく15,000円~20,000円の間ぐらいはすると思いますが、その価値はあると思います。

PS5最大の武器SSDの性能について

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PS5の最大の武器になると思われるSSDの性能表には、825GB 読み込み速度:5.5GB/s(Raw)と記載されています。

以前SSDについては以下でも書いていますので、こちらも読んでもらえると嬉しいです。

PS5の超高速読込みでゲームの世界が変わる可能性
PS5は超高速にデータ読込みが出来るから余分なデータを読み込まなくて良いPS5の公開スペックの中で特に魅力的なのが、高速SSDから超高速にデータ読込みが可能となるところです。技術的な詳細は以下の記事が参考になりますので、興味ある方は読ん...

SSDはPS5のデータを保存するためのものです。ひと昔前まではハードディスク(HDD)が主流でしたが、最近ではソリッドステートドライブ(SSD)が主流です。ゲームソフトのデータやセーブデータなどもここに保存します。

PS5のSSDは825GBのデータを保存出来ます。PS4のHDDが500GBでしたから、少しだけ容量が増えました。本来もっと容量は多い方が良いのですが、PS5に搭載されるSSDはHDDに比べると非常に高価な部品ですから仕方ないです。

PS5脅威の読み込み速度5.5GB/s(Raw)

SSDの読み込み速度が1秒間に5.5GBということを表しています。(Raw)は非圧縮データでの読み込み速度ということを表しています。

さきほどから何度か読み込み速度と書いていますが、これはどこからどこに読込むの?というと、SSDからシステムメモリへの読み込み速度になります。

PS5のシステムメモリはGDDR6 16GB

PS5のシステムメモリは性能表には、GDDR6 16GB バンド幅:448GB/sと記載されています。GDDR6はメモリの規格になります、まあブランドのようなものだと思ってください(ちょっと違いますが)。それが16GB搭載されています。

バンド幅の448GB/sは読み込み速度になります。SSDのときと同じ単位になりますが、こちらはシステムメモリからPS5の頭脳であるCPUやGPUへの読み込み速度になります。すごく簡単にSSDとシステムメモリの関係を図にすると以下のようになります。

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システムメモリは非常に高価なため、16GBしか搭載出来ません。ここに読込まれたデータは非常に高速に頭脳へデータを送ることが出来ます。SSDなどのデータ保存領域とシステムメモリの容量や性能とバランスは、ゲーム機を設計するうえで重要な要素になります。

PS5はこれまでのゲーム機でボトルネックになりがちな、データ保存領域(SSD)とシステムメモリ間の読み込み速度に非常に力を入れた設計となっています。

PS5のSSD性能についてはもっといろいろ書きたいことはありますがこのぐらいにしておきます。先ほど紹介した以下で少しマニアックなことも書いていますので、あわせて読んでください。

次回はPS5の頭脳、CPUとGPU編。

PS5の超高速読込みでゲームの世界が変わる可能性
PS5は超高速にデータ読込みが出来るから余分なデータを読み込まなくて良いPS5の公開スペックの中で特に魅力的なのが、高速SSDから超高速にデータ読込みが可能となるところです。技術的な詳細は以下の記事が参考になりますので、興味ある方は読ん...
PS5の性能表の内容をやさしく解説 CPU、GPU編
2020年末に発売予定の次世代ゲーム機PlayStation5(PS5)のスペック(性能)表について、私なりにかみ砕いてやさしく解説していきます。第1回の映像出力編、第2回のオーディオ、SSD・メモリ編に続き第3回はCPU、GPU編です。以...

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